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しんどい!二日酔いになる前に知っておきたいこと

お酒を飲みすぎてしまった翌日、頭が痛い、吐き気がする、胃が痛いといった二日酔い症状はとてもつらいもの。このつらい症状がなぜ起こるかについては、実はいまだ解明されていません。

色々な要因が複雑に絡み合って起きるのではないかと言われています。しかし、二日酔いの原因はお酒の飲みすぎということは明確なようです。今日は飲むぞ!のときには、二日酔い対策をしっかりしてお酒を楽しみましょう。

今回は二日酔い対策やお薦めのおつまみとサプリメントについてお伝えします。

 


二日酔い対策


二日酔いにならないように、以下の対策をしてお酒を楽しみましょう。

〇空腹で飲まない

空腹で飲むとアルコールの吸収が早くなります。お酒を飲む前に、軽い食事又は牛乳・豆乳などの飲料をとっておくのがお薦めです。

ビタミン類(特にビタミンB1)やアミノ酸入りの栄養ドリンクも効果的です。ビタミンB1やアミノ酸は、アルコール分解を助けたり肝臓を保護してくれます。

〇おつまみを食べながら飲む

アルコールの吸収を遅らせるためにも、食べながら飲むことが大切です。

おつまみには大豆製品・魚・肉・卵といったたんぱく質食品や野菜類がお薦めです。

〇水(チェイサー)を飲みながら飲む

二日酔い予防だけでなく、アルコール摂取で起きやすい脱水も防ぎます。

〇一気飲みはしない

 

 


おつまみにはコレ! お酒と一緒に食べたい料理


お酒のおつまみには、たんぱく質やビタミン・ミネラルが豊富に含まれている料理がお薦めです。肉・魚・大豆製品・卵・野菜が含まれている料理です。

お酒を飲んでいる間はビタミン・ミネラルが消費しやすくなります。特にビタミンB1はアルコール分解を助けるため消費が多く補給が大切です。

たんぱく質(アミノ酸)もアルコール分解を助け、肝臓を保護してくれます。

お薦めのおつまみ例

主菜類:刺身、たこわさび、焼き魚、うなぎの蒲焼、あさりの酒蒸し、枝豆、冷奴、めかぶ納豆、卵焼き、焼き鳥、豚キムチ炒め、チーズ

副菜類:しらすおろし、かぶ・小松菜・ほうれん草の和え物、ブロッコリーサラダ、トマトのスライス、野菜炒め、もずく酢

お酒のシメに:しじみの味噌汁、かぶのおかゆ、玄米おにぎり

 


お薦めのサプリメント


二日酔い予防には、肝臓保護やアルコール代謝に関わる栄養素や成分がお薦めです。

アミノ酸、ビタミン類、クルクミンがあげられます。

アミノ酸

アミノ酸は、アルコール分解を促進し肝臓を保護してくれます。特にアラニンとグルタミンが効果的と言われています。

またアミノ酸の1種であるオルニチンは、肝臓の働きを助けたり、体内の解毒をサポートします。そのためオルニチンは、二日酔いの疲労を和らげると示唆されています。

〇ビタミン類

アルコールを摂取すると、アルコール分解に関与するビタミンB群ビタミンCの消費が多くなります。

特にビタミンB1はアルコール分解に必須な栄養素であり、大量に消費されます。お酒を飲むときには、ビタミンB1を積極的にとることがとても大切です。お酒を飲む前に摂取するのもお薦めです。

ビタミンB1とビタミンCは疲労回復にも効果的な栄養素であり、ビタミンB1とビタミンCを補給することは、二日酔い予防に役立ちます。

〇クルクミン

クルクミンは、ウコン(ターメリック)に含まれる黄色の色素成分です。

肝機能改善作用、抗酸化作用、解毒作用があると言われています。アルコールから肝臓を保護することが示唆されています。

 


さいごに


二日酔いにならないために、万全な対策をしてお酒を楽しみましょう!

お酒を飲んだあとは、脱水しやすくなるので、水をたくさん飲みましょう。食欲がない翌日には、味噌汁や果汁100%のジュースもお薦めです。

管理栄養士

吉岡彩

<学歴>
法政大学文学部卒
女子栄養大学栄養学部卒

<職歴>
・損害保険会社にて事務及び講習会講師業務
(その後女子栄養大学を卒業)
・病院にて管理栄養士として給食管理、集団栄養指導、個人栄養指導など
 栄養管理業務を担当
・健康診断専門のクリニックにて管理栄養士として特定保健指導、栄養相談業務を担当
 (今までの特定栄養保健指導の面談及び継続支援者数962名)

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