口内炎ってどうしてできるの?対処法は?
いつの間にかできてしまう口内炎。食事や歯磨き中に痛みを感じ、辛いですよね。
一般的な口内炎は栄養バランスや生活習慣の乱れが引き金になると言われています。口内炎ができてしまったら、睡眠不足や疲れてはいないか、ご自身の生活・食生活の見直しをしてみてください。受診が必要な口内炎や他の病気が隠れている場合もありますので、口内炎は放置しないことが大切です。
今回は口内炎の原因や対処法についてお話ししたいと思います。
口内炎ってどうしてできるの?
口内炎にはさまざまな種類と原因があります。
一般的な口内炎は栄養バランスや生活習慣の乱れによって免疫力が低下し、口の粘膜が弱るとできやすくなると言われています。栄養素の中でも特にビタミンB群が口腔などの粘膜の健康維持に関与しています。そのため、ビタミンB群が不足すると口内炎が起きやすくなります。
また、正常な唾液分泌が口の粘膜保護に役立っているため、唾液の分泌が減少する状況では口内炎が起こる可能性が高まります。
その他にも感染症、全身にわたる病気、物理的または化学的な刺激物質、タバコの使用、アレルギー反応、薬や放射線療法によって口内炎が生じることがあります。原因が不明であることもあります。
受診が必要な口内炎や他の病気が隠れている場合もあるので、口内炎がなかなか治らない又は口以外にも症状がある場合には一度診察を受けた方が良いかもしれません。
普段の生活で気にかけることは?食生活でも改善できる?
口内炎ができてしまったら、症状に応じた対策が必要です。今回は感染症などではない、症状が軽い一般的な口内炎についての対処法をご紹介します。
生活習慣の改善
充分な睡眠を取りましょう。口内炎は心身に疲労が溜まっているサインとも言われます。しっかり休養をとり、免疫力を回復させることが大切です。規則正しい生活を心がけ、7〜8時間の充分な睡眠を取りましょう。
歯磨き、うがいをこまめにしましょう。
口内炎の治りを早くするために口の中を清潔に保つことが大切です。口内炎の予防にもなります。
ビタミンB群を意識し栄養バランスの取れた食事をしましょう。
口内炎の緩和にはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシンといったビタミンB群が効果的と言われています。特にビタミンB2は、脂質代謝の促進や皮膚や口腔粘膜の機能維持に働くため、口内炎の予防や緩和に有効です。
ビタミンB6は、たんぱく質代謝を促進し、正常な免疫機能を保つ働きがあります。皮膚や粘膜の健康維持に働くため、口内炎の予防や緩和に有効です。
ナイアシンも皮膚や粘膜の健康維持に働きます。
ビタミンB1は、糖質代謝の促進や神経機能を調節します。疲労やストレスを緩和する働きがあるので、疲労によって口内炎ができてしまった時にはお勧めです。
ビタミンB群はたんぱく質食品を中心にあらゆる食品に含まれています。
ビタミンB群が多く含まれている食材:肉、魚、卵、豆類、レバー、乳製品、緑黄色野菜ビタミン
B群を意識しながら栄養バランスの取れた食事をすることが大切です。1食の目安として、主食(ご飯、パン、麺類)1品+主菜(魚、肉、卵、豆腐)1品+副菜(野菜、海藻)2品揃えると栄養バランスが取れます。
上手にサプリメントを取り入れよう!
ビタミンB群は口内炎の緩和に効果的と言われています。食事でビタミンB群が摂りにくい場合にはサプリメントを利用するのも1つの方法です。
ビタミンB群8種類、全てがセットになっているサプリメントをよく見かけます。ビタミンBはお互い協同して作用するため、個別にビタミンBを摂るよりまとめて摂取する方が効果的です。
口内炎用にビタミンB2・ビタミンB6がセットになったサプリメント、ビタミンB1・ナイアシンやビタミンCも一緒に入っているものもありました。
ビタミンCも皮膚や粘膜の維持に働くのでお勧めです。ビタミンB群、ビタミンCは疲労回復にも効果的ですので疲労が溜まって口内炎ができてしまった時にはサプリメントを利用するのが効率が良いかもしれません。
さいごに〜
口内炎ができてしまったら、まずはご自身を労ってあげてください!
上手にサプリメントを利用して食生活の見直しをしましょう。受診が必要な口内炎もありますので放置しないことも大切です。