エクオールとは? 〜更年期の強い味方〜
エクオールは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをし、更年期症状の緩和や骨粗しょう症の予防として期待されている成分です。
大豆イソフラボンもエストロゲンと似た働きをしますが、エクオールの方がより強くエストロゲンと似た働きをすると言われており、注目されています。
今回は更年期の強い味方『エクオール』についてお話ししたいと思います。まずは、大豆イソフラボンとの違いについて見ていきましょう。
大豆イソフラボンとの違いは?
エクオールは、大豆イソフラボンの1種であるダイゼインが体内で腸内細菌によって変換されて作られた成分です。
大豆イソフラボン(ダイゼイン)よりも強いエストロゲン活性を示すと言われています。大豆イソフラボンは大豆の中にわずか0.2〜0.3%しか含まれていない貴重な成分です。大豆胚芽の部分に特に多く含まれています。
そして、この大豆イソフラボン、化学構造が女性ホルモンの「エストロゲン」と似た構造をしていることから、私たちの体内でも「エストロゲン」に似た働きをします。本来のエストロゲンより弱い作用を示します。
エクオールが作れるのは2人に1人
エクオールを腸内で産生できるのは、日本人は約50%程度と言われています。欧米人では20〜30%と言われています。
国によるエクオール産生率の差は、腸内環境の違いや大豆の摂取量が関係していると示唆されています。
自分がエクオールを作れる体質かどうかは、尿検査で調べることが出来ます。検査が出来る医療機関があります。また、検査キットで調べることも出来ます。今後、エクオール産生機構の解明研究に期待が寄せられています。
エクオールの効果
女性は更年期に入り女性ホルモンである「エストロゲン」が減少してくると、心身ともに様々な不調があらわれます。閉経後は骨粗しょう症のリスクも高まります。
エストロゲンと似た働きをするエクオールを摂取することで、更年期症状の緩和や骨密度低下の抑制効果が確認されています。更年期症状の緩和では、ホットフラッシュや肩こりや首こりが改善されたとの報告があります。
エクオールを作れる人の方が、更年期症状が軽いとの研究報告もあります。また、エクオール摂取により肌のシワが改善された報告もあります。エクオール、女性の強い味方です!!
大豆食品を積極的に摂り、腸内環境を整えよう!
エクオールの産生機構は明らかになっていませんが、エクオールの産生能力には腸内環境の違いや食習慣が影響しているのではないかと示唆されています。
腸内環境を整えることと大豆食品の摂取が大切と言われています。野菜や海藻類に含まれる食物繊維やヨーグルトなどに含まれる乳酸菌を積極的に摂ることがお薦めです。大豆、豆腐、納豆、豆乳、厚揚げ、凍り豆腐(高野豆腐)などの大豆食品も毎日継続的に摂りましょう。
エクオールのサプリメント
エクオールが作れるかどうかは尿検査キットなどで簡単に調べられます。気になる方は1度試してみるのもお薦めです。
エクオールの産生能力も変化するとも言われていますので、エクオール産生機能が低くかった方も心配なさらず、大豆食品を積極的に摂取し腸内環境を整えていきましょう。また、エクオールのサプリメントも市販されていますので更年期症状がつらい方は主治医に相談してみるのも良いかもしれません。
エクオールのサプリメントは、エクオールと大豆イソフラボンが一緒に入っているものもありますので過剰摂取にはお気をつけ下さい。厚生労働省では大豆イソフラボンの特定保健用食品として、食事に上乗せして摂取する、安全な1日の上限値を30mg(大豆イソフラボンアグリコン換算)と定めています。
エクオールと大豆イソフラボンアグリコンの総量が1日30mgを超えないように注意しましょう。
エクオール含有のサプリメント
①エクオール (小林製薬)
https://supm.in/isoflavone/エクオール%E3%80%8030粒%E3%80%80約30日分
②エクエル (エクエル)
https://supm.in/isoflavone/エクエル-112粒%E3%80%80約28日分
③大豆イソフラボン エクオール (DHC)
https://supm.in/isoflavone/大豆イソフラボン-エクオール-30粒%E3%80%80約30日分
④エクオール+ラクトビオン酸 (アドバンスト・メディカル・ケア)
https://supm.in/isoflavone/エクオールラクトビオン酸%E3%80%8090カプセル%E3%80%80約30日分
⑤エクノキュア (バイオ21プラス)
https://supm.in/isoflavone/エクノキュア%E3%80%8090粒%E3%80%80約30日分