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免疫力アップに乳酸菌が活躍する理由! -乳酸菌は花粉症やアトピー性皮膚炎に効果があるの?-

最近の日本は抗菌・殺菌ブームですね。インフルエンザ・風邪シーズンだけでなく、常に抗菌ジェルや除菌ティッシュを持ち歩くようになりました。実はこの生活習慣が体内に入ってくる菌数を減らし、昔より腸内の菌をきちんと育てられなくなっているのです。ひとは生活の中でいろいろな菌に触れることで免疫を獲得していきます。

赤ちゃんが手当たり次第になんでもなめるのは、単に好奇心からではなく、無意識に自分で腸内の細菌を増やそうとするからです。菌を排除しすぎてしまうと、免疫力が下がり、さまざまな病気に感染しやすくなってしまいます。

花粉症、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなど、今や日本人の3人に1人が何らかのアレルギーを持っています。これらは免疫力の低下や異常反応が原因ですが、乳酸菌はこれらの予防や改善にも威力を発揮してくれます!

免疫力がアップするといいことたくさん

免疫とは簡単に言うと、病原体などの外敵の侵入から私たちの生命を守る重要なシステムです。私たちが健康な毎日を送ることができるのは、このシステムが正常に稼働しているからです。がんの予防も、うつなどのこころの病を防ぐのも免疫の大切な役目です。つまり、私たちが「生きる力」を免疫が守ってくれるのです。

免疫システムの主力は免疫細胞。一人の人間が持つ免疫細胞の数は何千億個にもおよび血液を通じて全身をめぐっています。
実はこの免疫細胞の60%以上が腸にあります。腸は私たちの体を敵から守る免疫の一大基地なのです。腸に免疫細胞が集中しているのは、腸は体内にありながら口と肛門を通じて外部と直結し、食事と同時に病原体も外から運び入れてしまうからです。腸は常に危険にさらされて敵と戦っているのですね。

そして私たちを守る腸管免疫を活性化しているのが腸内細菌です。そうです!腸内環境を整えることで免疫力がアップするのです。体の中から強くなるためには乳酸菌の力が必要です。

花粉症になるメカニズム


免疫細胞の中にはウイルスや細胞などの敵にそれぞれ対応する兵器(抗体A)を作ってやっつけるものがいます。ミサイルのように体液中に放出して敵を一網打尽に攻撃するのです。

体内に入ってきた花粉を敵とみなして攻撃することで激しい反応が起きて、それが目のかゆみや鼻づまり、鼻水、くしゃみなどのつらい花粉症の症状につながるのです。

アトピー性皮膚炎になるメカニズム


アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能の低下が原因です。
つまり、バリア機能低下で傷んだ皮膚から、さまざまな刺激物質やアレルゲンが侵入し、炎症(かゆくて赤くなりぶつぶつがでたり腫れたりする)をおこします。最近では小児でも患者数が増え続けています。小児の皮膚は成人に比べて薄く水分量が少ないため特に刺激に敏感になってしまうのです。
私たちの気道や腸管などには、異物が簡単に悪さをしないように、粘膜というバリアがあります。粘膜のバリアが強ければ、アレルギー症状はあらわれません。この粘膜免疫の主役が抗体Bです。
この抗体Bは先ほどの花粉症の原因となる抗体Aとは働き方が違います。抗体Bは花粉などの異物が粘膜に入ってきたら、体内に吸収される前に包み込んで体の外へ追い出してくれるのです。

どうして乳酸菌が活躍するの?

腸内で善玉菌が優勢になると花粉症を引き起こす抗体Aの暴動を抑え、異物を体外に放出する抗体Bを増やすことができるからです。
乳酸菌で腸内細菌のバランスを整えれば、花粉症を予防したり、つらい症状を改善したりすることができます。

継続的な摂取が大切です。

乳酸菌を含む食べ物を大量に食べたからといって、腸内の乳酸菌が一気に増えるわけではありません。乳酸菌のうちの多くは胃酸などにやられてしまうので、生きたまま腸に到達できるのは、少しだけ。継続して食べることで、腸内の乳酸菌は少しずつ増えていきます。外から取り入れる乳酸菌の寿命は長くて2週間とも言われます。
だからこそ乳酸菌は継続して摂る必要があるのです。花粉症ケアのためには花粉が飛ぶ前から予防を開始することがポイントです。

栄養士

藤原友香

<学歴>
東京理科大学基礎工学部卒
香川栄養専門学校栄養士科卒(現女子栄養大学短期大学部)

<職歴>
・管理栄養士個人事務所にてアシスタント業務
・加工食品メーカーにて事務
・大手スーパーマーケット本部にて惣菜開発担当

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