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健康投資!野菜嫌いな子どもへの食育アイデア

突然ですが!最近、「投資」や「資産運用」について目にする機会が増えてきましたね。将来に向けていろいろと備えておくことは、とても大切なことだと思います。

金銭的な準備と同じで、未来の自分の「健康」に投資し、「健康寿命」を伸ばすことは、将来の医療費を抑えることにつながる、とても大切な投資だと言えるのではないでしょうか。

年齢を重ねても心身ともに健康で動ける体は、最高の資産ですよね。

 


子どもへの健康(食育)への投資が大切


みなさんは【健康への投資】というと、何を思い浮かべるでしょうか??

「適度な運動」「食生活の見直し」「サプリメントを摂る」「お酒を控えてみる」・・・などなど、いくつかアイデアが浮かんでくるでしょうか。

資産形成と同じで、体作りも一朝一夕でできるようなものではありません。なるべく早い時から少しずつ行動していくことが大切だと考えます。

最近は、日本でも子供むけにお金に関する書籍なども販売されていて、小さいころからお金の知識を得ることが求められていますが、同時に最高の資産「健康な未来の自分」を子供たち自ら築いていけるよう、食育もとても大切なことだと感じます。

何事にも選択肢の多い現代だからこそ、食に関しても自分で選んでいく力が必要だと思います。

そこで、今回は我が家の食育について、少しご紹介します。みなさまのご家庭での食育に少しでも参考になれば幸いです。

 


野菜嫌いな子どもに食育に興味を持ってもらう工夫 -色がついたお皿に子供たちが取り分ける-


私の子供は、小学1年生の男の子と3年生の女の子です。栄養士の子供・・・二人とも好き嫌いなく食生活はバッチリ!なんて思われがちですが、現実は二人とも小さな頃から極度の野菜嫌い!!

2、3歳の頃は、食器を並べたり、出来上がったお料理を運んでもらったり、お手伝いをすることで、少しでも食に興味を持ち、野菜を食べてみよう!!という気になって欲しいとの願いをこめて、配膳の位置を手書きにしたポスターをテーブルに貼っていました。

しかし、野菜嫌いは全く改善せず、それどころか、祖父母の家に行った時に配膳をお願いしても、全くチンプンカンプン・・・かなりショックでした。

そこで、思いついたのが、色のついたお皿に自分でおかずを取り分けてもらうことです。

みなさんは、「三色食品群」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。学校給食の献立表や社食などの掲示で目にすることもあるかと思います。

普段食べている食品を、体の内での働きや特徴によって「赤」「黄」「緑」の三色に分類したものです。この三色をまんべんなく摂ることで、食事のバランスがよくなるようにと考えられているのが、三色食品群ということになります。

 


三色食品群を意識すると足りない栄養が見えてくる


【赤】からだを作るもの

→肉・魚・卵・牛乳・大豆など、主にたんぱく質が多く、血液や筋肉となります。主菜となることが多い。

【黄】エネルギーのもとになるもの

→米・パン・いも類など、主に炭水化物を含みエネルギーのもととなります。主食となることが多い。

【緑】からだの調子を整えるもの

→野菜・きのこ類・海藻など、ビタミンやミネラルを多く含み、からだの調子を整えてくれます。副菜となることが多い。

でも「こういうのって子供たちにはちょっと難しそう・・・」と感じる方もいると思います。

そこで、これを「主菜=赤」「副菜=緑」「副菜=緑」「主食=黄色」と同じ色の器に子供たち自ら取り分けてもらいます。

夕食の時は、なるべく品数を作るように心がけていますが、腹ペコキッズは容赦なく、個別のお皿に盛り付けて提供する時間はないので、大皿でどん!と食卓に出し、グループと同じ色のついたお皿にとってもらうようにします。

時間がなくて、お料理が作れなかった日は、全部のお皿に盛り付けられないこともあります、それはそれで「あれ!?今日は緑が一皿ぶん足りないね!」「肉野菜炒めの野菜は緑だ!」などと話しています。

二人が不得意なお野菜たっぷりの副菜も、もちろん出します。一生懸命に作ったお料理ですし、いろいろな味を知ってもらいたいので、とにかく一口は食べるルールを設けていますが、それ以降全く進まない時もあります。

それでも、この「主菜」「副菜」「副菜」「主食」「汁物」を意識し、感覚を身につけることが大切だと思っています。

ゆくゆく子供たちが、どんなことに興味を持ち、学んでいくかはわかりません。もしかすると、栄養について、全く知らない大人になるかもしれませんが、知識がなくても、この感覚が身についていたら「あれ!?副菜とってないな!?っということは、野菜足りていないかな!?そういう時は、サプリメントで補ってみようかな!?」「今日のお昼のお弁当「主菜」が少なかったかな!?じゃあプロテインで補おうかな・・・」「忙しくて食事をとっている時間がなかった・・・じゃあ「主菜」も「副菜」も「主食」もカバーできるような補助食品をおやつに食べようかな!?」そのくらいの感覚が育てばいいかなと思っています。

 


子どもが不足しがちなタンパク質はパパと一緒にプロテイン


子供たちの成長に欠かせないタンパク質!息子用に小さめのシェイカーを購入し、ミロやジュニアプロテインをシェイク!ちょっとしたお料理気分で、楽しく飲んでいます。

息子は、ありがたいことにお料理に興味津々ですが、こちらは時間と戦う毎日、キッチンを汚されたくないし、ついつい「また今度」と言ってしまいがちですが、プロテインをシェイクすることでお料理欲が少し満たされるようで、それも助かっています。

特に偏食気味の息子は、大豆製品は好きではないし、気分によってお肉を食べないこともあったり・・・日によってタンパク質が不足しているなと感じることもしばしば。そんな時は、気軽にシェイクして補給しています。

栄養士、NR(栄養情報担当者)

白倉奈津子

<学歴>
  日本大学生物資源科学部食品科学工学科卒
  香川栄養専門学校栄養士科卒(現女子栄養大学短期大学部)

<職歴>
  ・特定保健用食品など食品の開発支援会社にて臨床試験の提案、資料作成、実施、結果考察などを担当
  ・医薬品開発支援サービス会社にてデータマネジメント業務
  ・歯科医院の院内パンフレットのコラム作成

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